不妊治療とは?知っておきたい事実
こんにちは!
少し前のことになりますが、腰痛で患者さんが当院にやってこられました。
何度か治療させてもらううちに、
実は不妊治療をしている
ことを打ち明けてくれました。
不妊症で来院される患者さんは
腰痛や肩こり、頭痛もある方がほとんどです。
そして話をしていく中で、
不妊症で治療はしているけど
ただクリニックに行って言われるがままで・・・
なんて人も意外と多いんだと聞きました。
今日は不妊治療でよく聞く
体外受精
人工受精
顕微受精
についてお話ししていきますね^^
「不妊治療の流れ」
不妊症の治療は
タイミング法
↓
排卵誘発法
↓
人工受精
↓
体外受精
↓
顕微受精
の流れで治療が進んで行くことが一般的です。
タイミング法は
排卵日の直前に性交渉があると妊娠の確率が上がるとされているため、そのタイミングに合わせて性交渉をする方法です。
これは最も一般的な方法かなと思います。
次に排卵誘発法。
これは薬を飲んだり注射で薬剤を体に入れることで排卵を誘発する方法です。
このあとに説明する人工受精や体外受精の補助として使われることもあります。
「人工受精」
この方法が一番よく聞く不妊の治療ですね。
さて、人工受精ってどんなやり方か知っていますか?
なんとなくは・・・
詳しく説明はできないけど・・・・
意外と知らないことなんじゃないかなと思います。
だから、このあとにも続く不妊治療法をぜひ知っておいてください。
直前になってお医者さんからやり方を聞いて、
えぇ!!?
ってならないようにするために。
人工受精は採取した精液を成熟した精子のみ選択して、子宮内に注入する方法です。
不妊治療のなかでも比較的、体にも心にも負担の少ない方法になります。
検査の段階で男性側に勃起障害など性機能障害がある場合にも選択される方法です。
「体外受精」
この体外受精も良く耳にする不妊治療です。
体外受精は
排卵前に女性の体内から取り出した卵子に精子を受精させ培養することで確実に受精卵を育てていく治療です。
通常は受精卵ができたあとは数日間培養させることで、より状態の良い受精卵を選び、妊娠〜出産の確率を高めることができるようです。
人工受精は卵子と精子の力が落ちている場合に選択されることが多く、
不妊治療開始後、早期にこの方法に切り替わることも少なくないようです。
「顕微受精」
3つ目の方法は
顕微受精
という不妊症のための治療。
あまり耳にしたことはないんじゃないかな?
でも映像をみると、あ〜ってなると思います。
顕微鏡で見た画面上の丸いもの
↑これが卵子
に注射針のようなもので卵子の中に何かを注入しています。
↑これが精子
これが顕微受精。
卵子の力は正常だけれど、
精子の力が不十分。
特に卵子の中に入っていく力が少ないとどうしても受精には至りません。
そんな時に顕微受精が不妊症の治療に選択されるのです。
「妊娠できるかどうかって」
不妊治療はこれ以外にもいくつか種類があるけど、
妊娠して赤ちゃんを授かるということは本当にすごい確率なんだなとボク自身も思います。
妊娠は女性だけの問題じゃない。
夫婦で向き合わないと赤ちゃんを授かることはできないんです。
難しく考える必要は全くないけど、奥さんにとっても、旦那さんにとっても、一人だけの問題じゃないんだよってことです。
「体を妊娠したい環境にしてあげて」
女性にとって、妊娠〜出産は人生において大切なイベントであり体にも大きな負担がかかります。
だから、
妊娠しても大丈夫だな
って体が感じる環境や体調に整えてあげないとなかなか思うように妊娠には至りません。
不妊症って単純な問題ではないんですよね。
これは男性にとってもそう。
男性は妊娠することはできないけれど、夫婦生活ではやはりとても大事な役割をしています。
男性にとっても環境づくりって大切なんです。