本当にヘルニアと腰の痛みは関係があるのか!?
ヘルニア
ヘルニア
ヘルニア
ってあんまり聞きたくない言葉じゃないですか?
なんでかって?
痛いイメージがあるからね。
でもヘルニアって実際なんなのー?って人もいると思うから、簡単に説明しとくね。
ヘルニアってなに?
ヘルニアっていうのは、
「中にあるものが外に飛び出してしまった状態」
のことを言います。
例えば
腸ヘルニアとか鼠径ヘルニアとか
だとなったことがある人は
何と無くイメージはつきやすい
と思うんだけど、あれもヘルニアのうち。
他には脱肛なんかもヘルニアのなかに分類されることもあるんですよ。
で、腰椎のヘルニアといえば
背骨の1個1個の骨の間にあるクッションの中身が飛び出た状態のこと。
お饅頭のあんこが飛び出しちゃったイメージを持つと分かりやすいのかなと思います。
これが
首のあたりで起きれば頸ヘルニア、
背中のあたりで起きれば胸椎ヘルニア、
腰で起きれば腰部ヘルニアというわけです。
腰のヘルニア
腰部ヘルニアなんかは
背骨のヘルニアのなかでも比較的数は多いので、腰椎椎間板ヘルニアなんて言葉はよく耳にするかもしれませんね。
椎間板というのがさっきのお饅頭のこと。
あんこが飛び出しちゃってます。
で、このあんこが背骨のところを通る神経を圧迫したり傷つけたりして痛みや痺れが出てくる、これがみんなが知っているヘルニアです。
↑ここまで長かったねw
で、みんなが知りたいのは
これが痛みやしびれなんかと本当に関係があるのか
ということじゃないかな。
それとヘルニアって本当に手術しないといけないの?
手術しないと治らないの?
ってことじゃないかなとボクは思います。
なので、今日はそのことについて順番にお話をしていきます。
ヘルニアの症状
まずは痛みやしびれはどうやって感じるようになるのか。
まず痛みについて。
↑ちょっと小難しい話をするからテキトーに流し読んでくださいw
これは壊れた組織&血行不良がポイント。
ケガをすると組織が壊れ、少なからず出血が起きます。
↑目に見えない程度だとしてもね。
この時に痛みを感じさせる発痛物質なるものがブワッとたくさん出てきます。
こいつらが神経を伝わって脳まで届くと痛みを認識するわけ。
で、痺れのほうはというと
神経の線維にさっきと同じようなことが起きているイメージです。
痛みとしびれについてはこんなところですね。
↑読むのもめんどうw
しっかり説明読んでくれたアナタ本当にありがとう^^
ヘルニアに手術はゼッタイ??
ここからが本当に気になる
ヘルニアって手術しなきゃダメなの?
手術しなくても大丈夫ですよ!
こんなこと言ったら
整形外科のお医者さんに怒られてしまうかもしれませんが汗。
もちろん手術して痛みもしびれもなくなって快適な生活ができてます!
って人もいるし、
手術したことで以前は立ち上がるのもしんどかったのに今では掃除・洗濯なんでも楽にできちゃってますって人はいっぱいいます。
なので、今日は
手術するのはコワイ・・・
手術だけは絶対に嫌だ〜!
って人に向けてブログを書いてます^^
もし、私ヘルニアって言われたんですけど。
とか、
手術を勧められているけどそれだけは絶対に嫌だ〜!
って人だけ続きを読んで見てくださいね。
さて、まずは安心してください。
ヘルニアは手術しなくても良くなりますよ。
それはなぜか。
今から出来るだけ分かりやすく説明していきます^^まずは
「ヘルニアが消える!?」
ヘルニアって消えるんです。
知ってましたか?
ヘルニアはお饅頭の中のあんこが飛び出してしまった状態。
これはこの記事の最初のほうでも少しだけ説明しましたが、このあんこが悪さをするのでこいつがまさしく元凶ですよ。
「白血球が食べる!ヘルニア!」
この痛みや痺れを起こすヘルニア。
飛び出たお饅頭のあんこは白血球が食べてくれるんです。
退治してくれる。
白血球は血液の中にいる特殊能力を備えた細胞で、主に体の免疫機能を担っています。
だから、白血球は体の中で悪さをしているヤツやいつも見かけないヤツがいるなと思うと、そいつのところへすぐさま出動して、悪いヤツを食べ始めます。
ヘルニアが相手でも一緒。
あんこが飛び出ると、白血球は体の中に異物がいる!と判断してそこへ集まって食べ始めます。
本来は椎間板のなかにいるので白血球とは触れ合わないからね。
美味しそうなんて考えた人、、、
↑ボクですw
と、冗談は置いておいて
こうやってヘルニアは白血球が食べることで消えていくんです。
「お饅頭があんこを吸い取る!?」
もう一つヘルニアになってしまう原因に無理な姿勢を日常的にしていることがあります。
これって比較的イメージはしやすいと思うんですけど、
やっぱり立ち仕事が多かったり工事現場など無理な姿勢が続く仕事をしているとヘルニアになるリスクは格段に上がっちゃいます。
その時の姿勢、
背骨の角度に問題があるんです。
この時背骨の椎間板にはものすごい負担がかかっています。
ぎゅっと押し出されるようにしてお饅頭の中身が飛び出てきます。
これをスポイトの原理で吸い取ります。
え?w
どういうこと?w
ってなりますよねw
こんな感じで椎間板のあんこは背中の方に飛び出ます。
その時の姿勢は猫背のような背骨の角度になっているんですよ。
なので前側がぐっと潰れて後ろ側が広がっているのがわかるかと思います。
ぎゅ〜っと圧がかかっているので、これを吸い上げるようにスポイトの要領で椎間板のなかに戻すというような考え方の治療もあるんです。
あるらしいです。
医学的な根拠はないようだけどねw
なかなか信じがたい話で、実際に目で見て確認できるわけではないですからボクもあんまりオススメはしないですね。
「ヘルニアが消えても」
さて、ヘルニアは手術をしなくてもなくなるってことが
理解していただけたでしょうか?
白血球が食べたり、椎間板が元のように吸い取ることによって元に戻っていきます。
要するにヘルニアって一生治らないわけではないんです!
だからそんなに心配しなくても大丈夫!
でも・・・ヘルニアが消えても痛みってなくなるんですか?
っていうと残念ながら100パーセントそうではないという現実があります。
なぜならヘルニアが痛みの原因そのものになっていることはごくわずかだから。
でもそのわずかがあるから、手術で治る人も中にはいるってわけ。
だけど、やっぱり痛みや痺れがそれだけでは取れないことってよくあるんです。
とてもショックなことだけれど。
「痛みしびれは頑固オヤジ」
それでこの痛み、しぶとくてなかなか良くならないんですよね。
数ある腰痛のなかでもかなりタチが悪いんだとボクは思っています。
特にヘルニアになってずっと我慢している人なんかだと、風邪をこじらせて肺炎になりかけみたいな感じで、やはり治るのにも時間がかかってしまいます。
治療してその場は良くてもすぐまた数日かけて戻ってしまう、みたいな。
本来、他の痛みでも回復と疲労を繰り返しながら
だんだんと良い状態、再発しにくい体になっていくプロセスなんだけど、
ヘルニアはやっぱりこの曲線がゆるーくなてしまう。
それだけひどい症状だとも言えるんだけどね。
「無痛の整体でどう改善するか」
さくら堂ではヘルニアの患者さんには特に無痛の整体治療で施術をしていきます。
姿勢・内臓・歪みなど様々な観点から治療をしていきます。
これまでにヘルニアで来院された患者さんには
「まさかこんな治療だとは思わなかった。もっとバキバキしたりグイグイ引っ張ったりそんな感じなのかと思ってました。」
て言われます。
たしかに無痛と謳ってはいるけれど、かなり特殊なやり方だと自分でも自負していますw
だから、他の腰痛や肩こりとは全然違う方法でヘルニアは治療していくんですよね。
で、人によってもちろん期間は違ったりするんだけど、大抵
「先生あの時あんなに痛かったのに今はたまに痛いだけでほとんど気にならなくなりました!」
って言ってもらえてその時には患者さんもボクも笑顔になれますよね。
「まとめ」
やっぱりヘルニアってかなり症状のひどいケガだと思います。
厄介なことは痛みだけじゃなくて痺れもあること。
痺れがあると時間はやはりかかってしまいます。
でもその時に治療だけじゃなくて家でできるセルフケアも同時に覚えて、少しずつ始められる。
そうすると無理なく自分の体と向き合って直していけるんじゃないかなと思うし、
ボクもその手助けを一つでも広げていけたらいいなと思ってます。
では!今日はこのへんで^^